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最近の作業結果から(2) [  VHSビデオ(補完計画)]

ずっと昔のVHS時代に、匂いガラスというドラマがあった。その頃の私は夢物語を好んだので、このドラマの冒頭の幻想的な部分が気に入った。雰囲気のある風景の中、雷鳴が轟き雨が降り、バイクが走り来て去って行く。背景の音楽はブラームスだそうだ。廃屋では(ネットの情報によると「アパートの下」だそうだが、私にはまるで廃屋に見えた。とにかくそういう場所で)少女がバレエの練習をしている。片足だけ裸足なのはどういう意味があるのだろう。雨が降る中、足を泥だらけにして練習するのはなぜだろう。あのバイクが来る。バイクの青年はそこにバイクを置きたいらしい。でも少女はそこでバレエの練習を続けたい。青年は乱暴にバイクを奥へ入れようとしたから、少女はバイクに押し退けられてよろけ、落ちていたガラスの破片で足を切る。少女は血のにじむ足指を気にし、怪我をさせた青年もさすがに悪いと思ったのか、ヘルメットを脱いで覗き込む。ところが少女の関心はもう足の傷にはない。彼女は水溜まりの中からガラスの破片を探り出すと、立ち上がり、妙な行動をとる。近くの壁にガラスを擦りつけ、匂いを嗅ぐ。そして言う。「匂いガラス・・・。」またガラスを擦りつけ、匂いを嗅ぐ。
主題歌が流れる。中島みゆき。いつの間にか立ち込めた白い霧の中で、少女が手にするガラスの破片は神秘的な光を発する。こうしてドラマのプロローグが終わる。
ドラマが幻想的なのは、このプロローグだけだった。この後は、匂いガラスを探し求める少女と青年の話になったのだろうが、よく覚えていない。なにしろ、VHSビデオテープに録画したのはプロローグだけだから。


今日は、本当はひとつの実験をしたかった。PCの前に長い間座れない私は、スマホを使って自分のVHS作業を報告できないかと考えた。動画は無理だが、スクリーンショットをいくつか繋げてそれに解説を付けたらどうだろうと考えた。でもスマホで特定のシーンのスクリーンショットを撮るのは難しかった。例えば上の文章の中に、「雰囲気のある風景の中、雷鳴が轟き」という部分がある。私は何度稲妻をスクリーンショットに収めようと頑張ったことか。でも一瞬の稲光は、私のアプリの操作では捉えられなかった。何度試しても稲光なしの風景になってしまった。

それで、今回は写真を諦めた。