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震災後の放射能漏れ問題 ブログトップ
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1月29日に [震災後の放射能漏れ問題]

このカテゴリにはもう書くことはないと思っていたが、日ごろちょっと気になった事でもメモしておくと後で参照できるというわけで出てきた。

日本全国各地の放射線レベルを測定し報告してくれるサイトがある。このごろの私はそれすら見ていなかった。私は放射線で死ぬ前にリストラで死ぬという人間だ。物事に優先順位があるなら私がいますべき事は放射線調査じゃないと思う。こうして放射線レベルのサイトは滅多に見ない。

今日、ブラウザのブックマークをぼーっと下まで見ていったら、ずっと前に登録した放射線のサイトがあった。どうでもいいやと思いつつ見た。私は妙な所だけ記憶力が良く、数か月前にこのサイトを見た時のレベルを覚えていた。(数値でなくグラフだし、特定の数値の所に横一線引いてあるから、映像として頭に残りやすい。)そのまた1か月前くらいに見た時のも覚えていた。いつも同じくらいの値だった。だから当然今回も同じだろうと私は思っていた。でも実際に見たら、なんか今回は少し高い気がした。なんか引っかかりを覚えて、数日前までのデータが見られるようにしたら、1月29日にドーンと放射線レベルが上がって、そして元に戻っていた。こんな事は、このサイトを発見して以来一度もなかった。(たまにしか見ないサイトなのだから「一度もなかった」という表現は不適切かもしれないが、とにかく私がビックリしたのはわかってもらえるだろう。)他の県はどうなんだろうと、私は色々見ようとした。

ある地方の放射線レベルを見た。同じ1月29日に放射線レベルがドーンと下がっていた。

これは因果関係というものだと思う。この日に誰かが何かをした。私の推測では良かれと思って必要に迫られて何かした。その結果、その地方のレベルが下がるのは確かに良い結果が出たのだ。こういう話題は意識して考えないようにしようとして数十か月、もうほとんど忘れたが、なんとかいう放射性元素の半減期が数十年だというから、大人の人間にとっては永遠にも等しい年月のあいだ、日本はこのまま変わらない。そんな中で、先日原発が再稼働した。人間とは付き合いに疲れる生き物だと正直思う。


翌日の追記
ずっと気にしていなかったのに、昨日のことがあるから、出かける前に放射線レベルでも見てみるかという気になった。まるで天気予報を見るような気分だ。その時、過去1か月のデータもついでに見てみようかと軽く考えた。どうせ1月29日以外は平坦なグラフだと、たかを括っていた。そうしたら、29日よりも大きな山が1月18日ごろにあった。だからどうだとまで言うつもりはなく記録として書いている。もうじきこの大きいほうの山は過去1か月のデータからも消えてしまうから、ここに記録しておこうと思って。

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放射能関連記事執筆休止のおしらせ [震災後の放射能漏れ問題]

放射能問題だけでなく、私の個人的な人生の問題も積み重なった結果、私は心が疲れ切ってしまい、記事執筆を含む多くの物事への気力が失われてしまった。そこで、このカテゴリー「震災後の放射能漏れ問題」の記事執筆を休止するとはっきり書いたほうが良いと考えた。

もともとこの「震災後の放射能漏れ問題」はニュース速報的なものではなく、10年20年と経ってから放射能問題を改めて見直すさいに、時を経ても当時の事情がよくわかるようにと書いてきた。その意味では、今のところ大勢に変化はなく(たまに汚染水漏れが見つかっては東京電力が事情を説明するが、日本がふたたび混乱するほどの大事件はないというのが大勢)、記事執筆を休止しても大丈夫だろう。

私が気力を失って記事が書けない間に起きていた事を記して、この記事を終わろう。

2014年1月18日に福島第一原発3号機原子炉建屋内をロボットが調査したさいに、1階の床を水が流れているのが発見された。この水を分析したところ、高濃度の放射性物質を含むことがわかった。東京電力は、この水は外部にまでは漏れ出ていないと言った。

昨年11月、小泉純一郎元首相が脱原発を主張。彼はまた、2014年2月9日に行われる東京都知事選挙で細川護熙元首相を推薦、細川氏は脱原発を掲げている。脱原発を掲げる立候補者は他に宇都宮健児、舛添要一、鈴木達夫。

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遮水壁 [震災後の放射能漏れ問題]

福島第一原発では山側から建屋に1日あたり400トンの地下水が流れ込む。それが汚染水となり、汚染水は毎日増え続けている。

東京電力は建屋に地下水が流れ込む映像を4日に初めて公開した。1号機のタービン建屋に、配管の奥にあるケーブルを通す地下トンネルの付近から地下水がパシャパシャと音をたてて流れ込んでいる。

国は、地下水の流入を防ぐための「遮水壁」におよそ320億円を投入する。「遮水壁」とは1号機から4号機の周りの地盤を凍らせるもの。建屋を囲むように凍結管と呼ばれる鋼鉄の管を一定間隔で地下およそ30メートルまで打ち込む。その凍結管にマイナス40度の塩化カルシウム溶液を流し、周囲の土を凍らせて壁とする。

経済産業省は、実証実験を今年度中に終わらせ、来年度中に遮水壁の運用開始を目指している。


今回の記事は執筆から1日遅れでの掲載となった。ブログを読む方にとってニュースとしての価値はそれだけ低くなるが、こういう記事に私があまり一生懸命になると私自身の心を病ませるので、今後は無理なくゆっくり掲載したい。

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汚染水漏れ数千兆ベクレル、INESレベル3検討へ [震災後の放射能漏れ問題]

東京電力福島第一原発では、4号機の山側にあるタンクのひとつから高濃度の放射性物質を含む汚染水が300トンあまり漏れ、その多くがすでに周辺の地面にしみ込んだとみられる。その放射能の量は「数千兆ベクレル」にもなるとみられ、原子力規制委員会は今回の汚染水漏れのINES(原子力事故の国際的評価基準)でのレベルを3にまで引き上げる事を検討している。レベル3というのは、1997年に東海村の動燃の再処理工場で37人が被ばくした事故のレベルだ。

ちなみにレベル4は1999年東海村臨界事故のレベル、レベル7は1911年福島や1986年チェルノブイリのメルトダウン。

「4号機の山側にあるタンク」についての補足。この場所には巨大な円筒形の汚染水貯蔵タンクがたくさんあり、今回はその中のひとつから汚染水が漏れた。福島第一原発には同じ構造のタンクがおよそ350個あり、他のタンクからの汚染水漏れの可能性も気にしなければいけない。

これらの汚染水貯蔵タンクは早急に必要とされたので、溶接よりも組み立てが早い「継ぎ目にゴム製のパッキンを使用する」方法で組み立てられている。この構造のタンクからは、これまでに4件の汚染水漏れが起きた(ただし過去4件は漏れた量が少ない)が、いずれも継ぎ目からの漏れだった。ゴム製のパッキンが予想以上に早く劣化した可能性もある。今回の汚染水漏れの原因はまだ不明。

東京電力はこのタンクに水位計を付けておらず、作業員がタンク周辺の水溜りを発見して初めて汚染水漏れが明らかになった。それまでの間、長期間汚染水漏れを見過ごしていたと思われる。

今回の記事はNHKのニュースを参考にさせてもらった。私はこういう事件のニュースを見るたびに、NHKの「余分な尾ひれや誇張のない正確な報道」「表面的報道に終わらない突っ込んだ解説」にとことん感心する。ニュースを見るならNHKだ。


今回の記事はここまでだ。ここから先は私の雑談になる。

私は福島原発事故以来、しばらくの間放射能漏れが報道されるたびに記事にしていた。それは、今現在のためではなく、将来、5年10年経ってから事件の全体を見直し、きちんと考察し、二度と同じ轍を踏まないようにするためだ。そのための資料として書き溜めていた。ところがそのせいで私は他人よりもずっと放射能不安に苦しむ事になった。知らぬが仏というか、世の中には知らないほうが楽に生きられる類の情報がある。たとえば食品の放射線検査は抜き打ち検査であり完全ではなく、過去に何度も高濃度の放射線が検出される食品が検査の網の目をくぐって出た。(ただし市場に出回る前に阻止されたものも多い。)こんな情報ばかりを他人の何倍も、毎日一生懸命ニュース番組を注意して情報収集していたら、人間はおかしくなってしまう。事実私はおかしくなった。それである日を境に情報収集をやめた。

幸運にも、というべきか、その後たいした放射能事件はなかった。千葉の近海で獲れた魚から放射線が検出された事が一度あったが、それで誰かが慌てたとか不安に怯えたという話はついぞ聞かない。もちろん国民がみんな能天気に暮らしているわけではない。福島の子供たちについては今も被ばく線量の測定をし続けているそうだ。(福島で甲状腺がんおよびその疑いと診断された子供の数は増えてしまったが、福島県等はこれは原発事故のせいでないと言っている。)日光ではなんとあの有名な猿軍団が無くなってしまうという。猿の調教師が韓国と台湾の人で、原発事故時に帰国したまま戻ってこないのだそうだ。そういういくつかの事はあったが、私は今までそれを記事にせず、放射能関連の記事を書かなかった。書けばまた私自身が放射能不安からおかしくなる危険があったからだ。

できればそのままずっと書かないで終わりたかった。ところが数日前、嫌な事件があった。しかも日が経つと事件はますます深刻になってしまい、今日はついにレベル3検討だ。こうなると記録を残さないわけに行かない。「数千兆ベクレル」って、数が大きすぎて私には理解しきれない量の放射能なんだけど、一体日本はいつまでこんな放射能漏れが続くんだ?東電はタンクに水位計を付けていなかった。これをどう認識しようか。付けなかった東電の落ち度なのか、それともそもそも人間の行いにはこういう至らない部分があるものだと考えるべきなのか。もしも後者ならば、原発再稼動は無茶という事になる。なぜなら、いくら原発そのものの規制基準が強化されても、それを扱う「人間」というのはこういう存在なんだぞ。過去のある事件のさいに放射性物質をバケツで運ばせたのも人間。原子炉に異常が生じてもすぐには連絡せず、どうにもならなくなってから初めて連絡したのも人間。そんな人間が原子炉という怪物を扱うんだぞ。そしてまた、一方で数千兆ベクレルの汚染水を漏らして不安におののきながら、他方では「それとは関係ありません」というわけで原発再稼動を考えるのも人間。人間ってつくづく嫌な生き物だなと私は思ってしまう。

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原子力委員会、廃止へ向けて [震災後の放射能漏れ問題]

日本に原発が初めて作られるより前に、原発推進を前提とし、それを担うために作られた原子力委員会が、今後廃止の方向で検討される見通しだ。

戦後から今まで日本は長年にわたり、アメリカに同調して原子力エネルギー推進を大前提として動いてきた。それは時代の流れとして必然だったかもしれない。ただしその当時からすでに問題はありそれが隠されてきた。アメリカでは万一の場合のために取られてきた措置、原発の設置場所を人口密集地から遠ざけるという方策が、日本ではそれを取り入れると原発設置そのものが難しくなるという理由でわざと無視された。「はじめに結論ありき。結論に合わないものは無理やり曲げてしまい、その事実はそっと隠しておく」というずさんさが最初からあったことは、以前のNHKテレビの特集で調査され取り上げられたことがある。

野田総理も原発事故の後しばらくは、原発の早期再稼動を、とたびたび口にした。ただし私は今、この点で野田総理を責めたいのではない。そもそも人間は、そして人間の集合体である社会になればなおさら、一度動き出したものを変えることが難しい。相当痛い目を見て、さらに時間をかけて、やっと方向転換する気になる。日本政府はようやく長年にわたる原発推進のアクセルペダルから足を離し、ブレーキをかけ、少しずつ方向転換しようとしている。

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原発付近の海底セシウムをセメントで覆う [震災後の放射能漏れ問題]

原発事故を気にして心を病み静養中の私を叩き起こしたのは東電のニュースだった。記事を書かねば。でも手短かに終わらせないと、せっかく落ち着いてきた心がまた苦しみだす。

原発事故のせいで、福島第一原発近くの海底にある泥や砂は高濃度の放射能まみれになっている。そりゃそうだ。私が覚えているだけでも、水素爆発で舞いあがった放射能の沈殿、知らないうちに漏れて海に流れ出ていた高濃度放射能入りの水、その他にも、冷却のために使った大量の水(低濃度放射能含む)を仕方なく海に流した事もあった。誰が考えても原発近くの海底は放射能まみれなのは間違いない。あるネット記事では、最大160万ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されているという。さて、この海底の放射能が舞いあがって拡散するのを防ごうと、東電はセメントや粘土で覆う工事を行なおうとしている。この覆いは50年くらいもつという。セシウム137の半減期は30年で、半減したからって無くなったわけじゃないから、50年は必要か。とにかく様子を見よう。あるネット記事によると、現在、放射能が周りの海へ拡散するのを防ぐために、シルトフェンスという水中カーテンで囲っているという。このシルトフェンスとは、海上のフロート(浮き)からカーテンを垂らし、下に重りを付けて水流に吹かれないようにしたものらしい。つまり海底の砂が自由に流動するのは防ぐが、完全にシャットアウトするものではない。自然現象や船の航行の影響で少しずつ砂が流れ出しても不思議ではないが、その流れ出す砂は恐怖のセシウム入りだ。それで今回のセメント作戦となった。このセメントと粘土はシルトフェンスによる囲いの内側、原発の取水口周辺に敷かれ、その範囲は約80m沖まで、幅は(連続していないが)合計で約900mだという。工事はきょう22日に開始、工事期間は約4か月を見込んでいる。

執筆を休みます [震災後の放射能漏れ問題]

震災後の放射能漏れ問題について事故直後から書いてきたが、残念ながら記事執筆を控えなければならなくなった。なぜかというと、この問題について毎日ニュースを気にして一生懸命メモし論じるうちに、不安が大きくなり、自分の心身の健康状態に影響を及ぼし始めたからだ。

原発事故関係のニュースは私の最後の記事より後にもあった。最近も、福島第一原発二号炉で温度計のひとつが非常に高い値を示し、それが温度計の故障だろうと言われて不安を残しながら話が終わってしまったり、岩手から静岡へ瓦礫が運ばれ試験的に焼却されたりした。しかし私は自分の健康のために、あえてこの問題を考えないように生活しなければならなくなった。

ひとつ言える事は、最近の原発事故関連のニュースは、まったく新しい何かというのでなく、以前から話題になっていた事柄が今度はこういう形で話題になったという類だと思う。上の二例もそうだし、今朝のラジオでも魚から放射線が検出されなかったという話が耳に入った。これもそうだ。その意味では、私がここで記事執筆を中断しても、この大事な放射能記録の大勢に影響はないだろう。

肉牛の個体識別番号を検索してみた [震災後の放射能漏れ問題]

今日初めて牛肉のロット番号から個体識別番号を検索し、牛の経歴を見てみた。この経歴は放射線検出と直接の関係はなく、せいぜい原発事故時に牛がどこにいたかがわかる程度だ。たまたまスーパーのパック入り牛肉のラベルにロット番号が印刷されているのを見て、見てしまったからには気になって、それで調べた。

私が調べた肉はほんの188gだが、それでもひとつのロット番号から3つの個体識別番号が出てきた。この3頭の牛さんのどれかということか。その識別番号をもとに牛の履歴が見られる。

1頭は北海道で生まれたオスで、原発事故前にわざわざ栃木県まで売られて来て、そこで事故後しばらく生き、東京都で屠殺された。牛さんは、肉になることが確定した人生いや牛生を送ってきたのだが、それでも北海道では幸せに育っただろうか。変な話かもしれないが、最初は牛の出所が気になって調べ始めたのに、調べるうちに牛さんに愛着が湧いてきた。(愛着が湧いたからといって、「かわいそうで食べられない」と言う気はないぞ。)

2頭めは栃木県生まれのオスで、その後福島県、群馬県を移動して原発事故時は栃木県に戻っていた。下野市というのは「しもつけ」市と読むのか。勉強になるなあ。東京都で屠殺。

3頭めは神奈川県生まれのオスで、愛知県まで売られて行き、そこで育った。原発事故後の今年、静岡県で屠殺。肉牛さんって、一生の間に旅をするんだね。本人(牛)にとっては、旅(搬送)はストレスになるだけかもしれないけど。

ところで牛さんの経歴に「去勢」って書いてある。痛かったかなあ。オス(男)としては、去勢は嫌だよね。今日はどうもいつになくセンチメンタルな記事になった。

無題 [震災後の放射能漏れ問題]

ブログ記事に書いたが、私は1年以上前から個人的な事柄で悩み苦しみ、それに原発事故の放射能不安が追い打ちをかけて精神がおかしくなった。(福島に住む私の知り合いも心を病んだが、それとは別の話だ。)少し前の私は、たとえ当面安泰な現状でも未来の事や遠く離れた事を思い出しては言いようのない巨大な不安に襲われる異常な精神状態だった。今は、そこからまともに戻ろうとしている最中だ。ラジオやテレビでは放射能関係のニュースがあるが、それを今までどおりに必死になってメモしていると精神が治らない。だから残念だが記事は重大ニュースに限定しなければならない。

昨日や今日のラジオでも、ストレステストの結果をふまえた原発再稼働について根強い反発があり、その理由のひとつとして、再稼働判断が原発事故以前の基準をもとにしており意味がないと言っていた。国はそもそも再稼働を前提に動いているとも批判していた。もっと正確に時間をかけて調べて記事にしたい。でもそれをすれば、私の精神はまた不安にとらわれるだろう。だから残念ながら出来ない。今日のラジオでは、福島県の薪を燃やした灰から高い放射能が検出されたと言っていた。これも残念ながらこれ以上は書けない。

いま私は、精神を治すために、そして急に巨大な不安に襲われないようにするために、意識して能天気に生きようとしている。これも記事に書いたが私は下半身が弱いので、年老いた親は私の体を心配する。そこで私はこう答えてやる。今の私は「じじい、ばばあ」の基準なら絶好調だ。なぜなら、なるほど歯茎からは依然としてちょっとだけ膿が出るがその程度の体の故障は「じじい、ばばあ」なら当たり前にある。私は歯が痛くもなく歯がぐらつくこともなく物を噛める。なるほど足は弱いが、その程度の事は「じじい、ばばあ」なら当たり前にある。以前は右足が上がらなかったのが今は上がるようになっている。普通に歩ける。ゆっくりとだが、ずいぶんましになってきた。今年1年の雇用契約はひとまず保証された。当面誰かが難癖つけて来る予定もない。まさに絶好調ではないか。

福島県のマンションから放射線 [震災後の放射能漏れ問題]

福島県の昨年7月竣工のマンション内から高い放射線が検出された。これは、住人が所持していたガラスバッジ(積算線量計)により発見された。その後の調査で1階室内にて最大で毎時1.24マイクロシーベルトの放射線が計測され、これは屋外の2倍近い値。マンションの基礎のコンクリートから放射線が検出され、このコンクリートに使われた砕石が計画的避難区域である浪江町の砕石場から産出されたことがわかった。この砕石場は年間100ミリシーベルトもの放射線量を計測する場所だが、計画的避難区域に指定された4月22日まで国からの指示等はなかったので、砕石の営業が続いていた。

また農業用水路でも毎時1.97マイクロシーベルトの放射線が検出された。これもマンション建築と同じ業者が、つまり放射能を含むコンクリートをそれと知らずに使い、去年4月に補修工事を行っていた。

問題の砕石はマンションと用水路での使用にとどまらず、全部で5千2百トンが生コン業者、建設会社19社に出荷された。生コン業者は200社あまりの建設会社に生コンクリートを販売。

国の対応はというと、セメントについては1kgあたり100ベクレル以下と基準を設けているが、砂や砂利については基準を設けていなかった。

私は思う。すでに福島第1原発は危機的状況を脱し、大量の放射能が外部に漏れなくなってから何カ月も経っているというのに、いまだにこれだけの脅威を我々にふりまく。食品の放射線量規制がようやく納得できる値になって、私が放射能の記事を書くこともまれになったかと思っていたのに。残念ながら放射能の脅威はやはり並大抵のものではない。野田総理が、原発再稼働の必要がある時の覚悟を胸に秘めるのは個人の自由だが、国民がこれほどの不安を受けている今それを表明したのは、時期尚早だったんじゃないか?やはり野田総理は、見るべきものを見ていないのでは?

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